2001年夏 東北自転車旅行 


走ったところ 福島〜山形〜秋田〜竜飛岬〜青森〜盛岡

8/25 大宮++(電車)++福島−山形103km
8/26 山形−新庄−真室川   94km
8/27 真室川−横手−大曲   96km
8/28 大曲−秋田−能代    126km
8/29 能代−深浦−車力    144km
8/30 車力−竜飛岬−青森   130km
8/31 青森−三沢−八戸    133km
9/1 八戸−二戸−盛岡    129km
9/2 盛岡++(電車)++大宮   



8月25日 大宮++(電車)++福島−山形103km

 福島駅11:00
 峠  14:25
 米沢 16:00
 山形 19:00
社会人になってはじめての自転車旅行。このような長期旅行はもう無理だと思っていたけど、夏休みをある程度取れる会社なのでよかったです。うちを5時に出発して駅まで約10分のサイクリング。駅で自転車を分解します。あっ。スタンド外しておくの忘れた。準備不足のため、忘れ物等まだあるだろうな。 6時30分頃の黒磯行きに乗ります。始発で11両の電車なのに座れない。次の駅で席を確保できてよかったです。黒磯までは約2時間?分。ラジオを聞いてすごしました。
長くなるので、ここからは概要のみ 黒磯から福島行の電車は、たった2両。座れないだけでなく、都心の朝ラッシュ並みの混雑。乗り降りに時間がかかり、福島到着15分程度遅れました。財務的には超優良だが、お客へのサービス悪るぎのJR東だ。
福島駅で自転車を組みたてて走り始める。すっかり遠くへ来た気がする。いや、ここは東京からはそこそこ遠くかもしれない。
13号中心に走る。少し走るといきなり峠道。高低差600m位のぼる。その上天気がよすぎて暑かったです。
東栗子トンネル長さ2376m 西栗子トンネル2675m こわーい
ラジオを聞きながら走っていたのですが、西栗子トンネルで「こちらは国土交通省です。現在、このトンネルに自転車が通行しています。スピードをひかえめに、注意して走行してください。」とラジオから流れていました。どういうふうに、検知しているのやら。電光標識では、何と書いてあったのだろう。歩きだとどうなるのかな。なぞは深まります。
峠を越えると山形県
ラジオによると午後3時を過ぎてさらに気温が上がっているらしい。
果物店が多い。さくらんぼほしいよぉ。結局食べなかったけど。米沢牛も食べたいけど高価なものは食べない貧乏旅行なのは社会人になっても同様です。
福島市内の健康ランドで宿泊。野宿よりずっと快適。ネットが自由に使えるコンピュータもありました。掲示板へも書き込みできました。



8月26日 山形−尾花沢−新庄−真室川 94km

 山形 9:00
 村上 12:00
 新庄 16:00-18:00
 真室川19:30

 朝食は健康ランドの中で800円のバイキング。昼食分も食べました(笑)。
 午前中は、暑かったです。田園地帯を真っ直ぐ伸びる道は歩道も広く快適でした。
 村上のスーパーでサングラスを探しますが、気に入ったのがなく、高い!2000円も出せるか!一方、100円ショップでは品揃え豊富でした。無事購入。少しは疲れが減少するでしょう。
 新庄では夏祭が行われていました。昨日が中心だったらしいけど。しかし、こんな御神輿?(写真貼り付け予定)が街のあちこちにあり、祭りの雰囲気は楽しむことが出来ました。旅行の日程が1.5日早かったら、新庄の祭りや、大曲の花火大会が開催されたのになあ。残念。新庄の街をまわっているときに、雨が降り出し、商店街で雨宿りしていました。
 夕方になり雨がやんだので、寝場所を探しながら北上します。真室川町で再び雨が降り出しました。



8月27日 真室川−湯沢−横手−大曲 96km

 真室川 9:30
 湯沢 14:00
 横手 16:00
 大曲 18:00

 朝になってもまだ雨が降っていました。9時をすぎてやっと雨がやんだので出発しました。雄勝峠までの約15kmの間は道は狭いが車も少なく自然いっぱいのいい?道でした。
 雄勝トンネルを越えると秋田県に入ります。雄勝町、湯沢市、十文字町、平賀町、横手市、仙南村、六郷町、大曲市と田園地帯を走りました。今日も雨がたまに降り、雨宿りを繰り返していました。出発前の週間予報では、一週間曇りか晴れのはずだったのに。
 大曲に18時頃到着しました。駅近くのスーパーで閉店直前半額食料品入手。19時頃バスターミナルで食べていると電気消された(笑)。おじさんくるよ。追い出されるのかと思ったら、「向こうの明るいところでたべなさい」10メートルほど移動しました。ここは久しぶりにPHSが圏内だったので、コンピュータを取り出しメールチェックなどをしました。東北旅行中はPHSが入るところはごくわずかでした。九州旅行ではそんなことなかったのになぁ。20時頃に健康ランドに移動しました。2600円で宿泊できます。小さい健康ランドですが、お客さんも少なく快適でした。寝床はユースホステルでよく見かける2段ベットでした。寝心地は非常によかったです。



8月28日 大曲−秋田−八郎潟町−能代 126km

 この日も曇り時々雨。天候に恵まれないようです。共和駅で2時間くらい雨宿りをしていました。そのときおじさんがやってきて、横でたばこを吸い始めました。たばこの煙は嫌いなので逃げたところ「ありがとう。」。席を譲られたと勘違いしたようです。  ある簡易郵便局に入ったけど誰もいない。3分後におじいさんが着替えながら出てきました。のんびりしていい感じです。「次の郵便局は○○駅の近くですね。」「んだんだ。」  能代のジャスコの前で自転車旅行者発見。大阪?(だったっけ?)から北海道を目指しているらしい。集合時間だけ決めて私は銭湯へ、彼はお食事へ。一緒に野宿場所を探しました。能代市街地近くに風の松原というところがあり、すばらしい公園になっていました。屋根付き、トイレ付き、自動販売機付き(笑)。夜中に激しい雨が降っていました。
 


8月29日 能代−八森−岩崎−鰺ヶ沢−車力 144km

 7号線を離れ、五能線沿いの101号を進みます。今日は晴れてくれました。海のきれいな道がずっと続きます。能代市を過ぎると、峰浜村、八森町、(ここから青森県)岩崎町、深浦町、鰺ヶ沢町、木造町とあまり聞いたことのない所です。それほど田舎の所ですが、サイクリングをするには気分がいいです。
 夜7時前に鰺ヶ沢のスーパーで。7時閉店らしいが
 6:50 まもなく閉店の時間となりますと放送。
 6:55 係員が冷蔵庫を閉めて回っている。
 6:58 閉店させていただきますと放送。
 7:00 き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん と同時に、半分電気off とんでもないところだ。

 その後警察署で銭湯か温泉が近くにないですかと聞きました。教えてもらったのですがその後、
 警察官「どこに泊まるの?」
 かずあき「適当に公園で寝る予定です。」
 警察官「大学生?」
 かずあき「きょねんまでは。」
 警察官「じゃあフリーター?」
 かずあき「社会人1年生ですよ。」
 
 鰺ヶ沢からは津軽半島を北上します。はるか向こうまで平らで、広々とした田園地帯を走ります。アメリカ合衆国を思い出しそうなほど広々しています。車力村の公園で寝ました。
 



8月30日 車力−青函トンネル記念館−竜飛岬−蟹田−青森 km


 7時30分スタート。今日もいい天気です。しばらく走るけどおなかすいた!非常に田舎なのでコンビニもありません。十三湖近くに食堂発見。観光客相手か?高そうかな。宮崎での2000円の定食しかなかった店を思い出します。ラーメンとおにぎり584円。安くておいしかったです。観光地の食堂は危ないという先入観がありました。
 小泊村に10時ころ到着。ここから約20kmの峠道に備えて、スーパーで、ホタテ、バナナ、オレンジジュースを買いました。そして峠道へ進みます。竜飛岬と小泊村を結ぶ竜泊ラインは、強制的に山の上まで上らされるような道で自転車にとってはあまりよろしくない道でした。なぜ道が稜線上を通っているの?景色は最高なんだけどなぁ。他県の車が多かったです。また、黄色のパトロールカーの方が手を振ってくれました。この日全体でいえることですが、観光地だけあって、「どこから来たの?」「がんばってね」と聞かれることが多すぎ。
 この日は北海道のラジオを聴きながら走っていました。景色も北海道とほぼ同様です。
 12時すぎに青函トンネル記念館に到着。博物館見学、東北電力のウインドパークをみた後、ケーブルカーで海底の竜飛海底駅に行きました。青函トンネルを走る貨物列車を見たり、トンネル内設備を見たりしました。再びケーブルカーで地上へ。
 続いて竜飛岬へ行きました。観光客多い。碑の前でとりあえず写真は撮っておきました。隣には防衛庁の多重無線局がありました。防衛庁って書いていていいのかなぁ。
 それから階段国道へ。なぜか国道が階段になっているところです。スロープになったところを少し走って降りましたが、押した(引っ張ってというのかな?)方がはやいようです。
 竜飛岬郵便局へ。いつもの旅行貯金をしました。本州最北端竜飛岬郵便局というスタンプが押されました。また、友人あてのはがきを十数枚出しました。自分の家にも風景印が押されたはがきが届いています。
 ここですでに夕方4時。本日の郵便局訪問はたった3局でした。平日走ってこれほど少ないのは珍しいです。
 携帯電話で明日の天気予報確認。位置情報を送信すると、北海道の天気予報が出てきました。やはりここはほとんど北海道らしい。ラジオも青森は聞こえにくいのに北海道のはよく聞こえました。北海道もすぐそこに見えているし。夕方から80km走って、青森まで行きました。
青森健康ランド泊



8月31日(金) 青森−野辺地−三沢−八戸 133km

 順調に淡々と郵便局巡りをしていた1日でした。  野辺地郵便局内のネット端末で、中学生が先生とともに調べものをしていました。私が貯金を待っている間に、先生が「ありがとうございました」といって帰っていました。本来インターネットの使用は郵便局に行かないでも中学校ですべきなのになぁ。教育現場でさえネットの使用ができないというのは非常に困ったことだと思いました。  17時ころ上北町小河原郵便局でATM貯金をして、「すみませ〜ん 郵便局員押していただけますか?」といい通帳を出しました。「三沢局は7時までですよ。」非常に的を得た一言でした。  米軍基地の街、三沢でマクドナルドに入りました。外国人の人の方が多い。掲示も英語が目立ちます。「$=110」とかいてあり、沖縄のようにドルが使えるようです。アメリカ旅行を思い出しました。「フィレオフィッシュとチーズバーガーとハンバーガー1つずつお願いします」半額ものばかり(爆)。珍しく水もいただけました。  夜になって八戸まで走りました。霧が濃くて、50m先が見えません。危ないなぁ。健康ランドを探しますが、見つからない!どこなの?電話ボックスのタウンページで見ようとすると、該当ページが破られてる(怒)別の電話ボックスのタウンページで調べていると、電話ボックスをたたく音。自転車旅行2人組でした。今日電車で東京から八戸に来たという大学生。今から恐山方向へ向かうらしい。「空気入れ貸していただけますか?」ところが、私のタイヤのバルブは仏式、連れの一人は英式、入れたいのは米式。恐山に行くのに空気入れ持っていないとは勇気あるなぁ。ガソリンスタンドで入れてもらったらといい別れました。それから電話で健康ランドの場所を聞きました。霧のため見えなかったらしい。八戸の健康ランドは本物の温泉の上に2000円と安めでした。  



9月1日(土) 八戸−三戸−二戸−一戸−岩手町−盛岡 129km

 次の日は東京に戻るので、事実上最終日。だんだんと交通量が増えていく上に、歩道が狭かったです。とくに、青森県から岩手県にはいると光ファイバー敷設のためにでこぼこになった歩道が多く非常に困りました。盛岡の健康ランド泊
 
 



9月2日 盛岡++(電車)++大宮

 普通列車で青春18切符を使用してもどりました。行きとは違って全区間座れて良かったです。
 翌日からは普段通りの仕事が始まります。社会人になったら長期の自転車旅行は無理だろうなと思っていましたが、土日月火水木金土日の夏休み9連休を精一杯使用して、自転車旅行が実現しました。連休と、自転車旅行を許可してくださった職場の皆様に感謝いたします。これからも長期の夏休みがとれれば自転車旅行を続けていきたいです。



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