97年3月11日 雨

澳底−頭城−蘇澳−南澳

きょうも雨がふっている。走り始めたが、(郵局)郵便局があったので止まる。中に入ってみた。貯金窓口と郵便窓口がある。中は日本とほぼ同じようだ。簡易保険?のポスターもかかっている。勇気を出して郵便窓口で「ぽすとかーど つー じゃぱん」といって、10元だした。すると2.5元のはがきに7.5元分切手を貼ってくれた。自分あてにはがきをだしました。やすいなぁ。でもふとおもったんだけど、この国の通貨の最小単位は1元だから、2.5元なんてどうやって支払うんだろう???まぁいいや。定期貯金は年利6%台のようだ。それから、営業時間は郵便、貯金とも9時から4時までのようでした。ただ、ATMは5時から1時です。また、銀行コード表が張ってあり、相互接続をやっているようでした。また、銀行のATMは農村部を除きほぼ24時間営業のようでした。日本よりよっぽどすすんでいるようです。

 雨の中走り出す。台湾最東端の近くを通ったはずであったが、よく分からなかった。頭城の街で「←2蘇澳↑190二城の看板があり、左へすすむ。道路標識も非常に整備されている。海沿いの2号線は4車線一直線の道路で、追い風に乗って快適に走りました。日本の道よりよっぽどいい感じでした。
 2時ごろ蘇澳の街につきました。ぶらぶらしてると台湾銀行を見つけたので両替することにする。自転車を置き、リュックサックの中を調べていると警備員が何かいってきた「あい うおんつー いくすちぇんじ まねー」というと、2階にあがれということをいってきた。自転車を置いて2階にあがる。まず、トラベラーズチェックただし、日本円立て(東京三菱銀行のひとに、台湾いくんですけどドルと円どっちがいいですかと聞くと円のほうがいいです。と聞いて買った)を出すと、「sorry」らしい。どこで両替できるか聞いても知らないらしい。仕方がないので2万円だけ両替をした。いったいどこで両替できるんだ。こまったなぁ。自転車に戻ると、自転車の前で警備員がずっと居てくれたようだ。そこで、「May I help you?」と聞かれる。いらっしゃいませでなく、文字通りのいみか?「あい うぉんつー ごー」といって、ちずをゆびさす、指差して、英語で道を教えてもらった。ただ、きょうは雨が降っているので、you had better stay here. no pass らしい。とにかく、さんきゅーといってわかれる。日本の警備員とは大違いだなぁ。だが、道が通れるか心配だ。
看板に「蘇花公路基(点) 行車平安 旅途愉快」と書いてある。いよいよ蘇花公路の始まりだ。このみちは、全長133キロの臨海断崖道路らしい。道はこれまでは路側帯が1m以上ある走りやすい道だったが、これからは普通の日本の2車線国道並みの道になった。ただ、平らな部分では広い4車線になっている。
 高さ300mくらいの峠を2段越えると南澳の街に着いた。宿をさがす。この街には旅社と汽車旅館が1つあるようだった。旅社の前でどっちにするか考えているとおばさんが何か話しかけてきた。「ごめんなさい 言葉わかりません」というと、あっち、新しくて高いよ。200でいいよ。とまりなさい。といってきた。そこにとまることにする。バストイレ共同のぼろ宿だが、800円と考えると仕方ないだろう。 前のページへ   
homepage@kazuno.net かずあき