98年9月26日 晴のち曇 70.6km
Kangar-Sadao-Hat Yai
910 0 Kanger
1215 36.3 Padang Besar マレーシア出国
1145(タイ時間 マレーシアと時差1時間)タイ入国
1330 49.2 Sadao
1720 70.6 Hat Yai
今日は、この旅行の最大のイベントの国境越えだ。タイ側に、自転車の通れる道があるかわからないが、とりあえず進む。9:10宿をスタート。ポリスマンがいたので聞いてみる。「I hope to go Thailand by bicycle....」「Passport please」「kazuaki?」「Yes」「Go straight and .....」国境までの道は、自転車でも問題なさそうだ。「さんきゅう」
国境までは、きれいな道で、車もほとんどいなく快適でした。しかし、向かい風が強かったです。
国境の手前数キロ地点で検問があった。「Are you こーりあん?」私はそんなに韓国人に見えるか?パスポートを見せました。「You are Japanese?」「いえーす」「OK.」
大都会にあるシンガポール−マレーシアの国境と違い、マレーシア−タイ国境は山の中だ。坂を登るのは3日ぶりだと思いながら進みます。
国境へ続く道
国境まで街はないと思っていたら、国境手前にちょっとした街があった。ファーストフードはないが、食堂や、銀行もある。とりあえず、食堂で腹ごしらえ、マレー語だけでなく、タイ語も書いてありました。国境の町だと実感します。マレーシアでの最後の食事となりました。銀行で両替もしたかったが、タイ側でやってくれとのことでした。そして、国境に入る。バイクのレーンの所を行くが、係員はいない。バイクはそのまま通り過ぎている。地元人はそのまま通り過ぎてもいいかもしれないが、日本人はそんなことしてはいけない。と思っていたら、車レーンの隣の窓口の係員が手を振っている。そこでパスポートを渡す。あっ、しまった、パスポートの中に10RM入っていた。やばいと思っていたが、そのまま返してくれた。チップとしてとられなくてよかった。12:15マレーシア出国。出国スタンプを頂き、紙を受け取り再び走ります。免税店があったので立ち寄ります。立派な建物の中は、様々な外国製品がありました。冷房が気持ちよかったです。買い物はしませんでしたが、そこで両替をすることにしました。余ったマレーシアリンギットをタイバーツに替えます。両替をしようとしたら、係員は電話して、後ろに書いてあるレートを張り替えました。10.2が10.1になってしまいました。Rateがfallしたといっています。こんな所で1%損するのもいやだが、他に両替するところがあるかわからないし、面倒くさいので両替することにします。
少し進むと再びゲートがあります。まず、入国カードを書きます。パスポートを見ながら、入国カードを頭の中で訳していると、係員が勝手に書いてくれました。何もいってないのにoccupation-studentと書いている(笑)。そして、自転車でどこから来たのとか、どこにいくのなど世間話。いい国境でした。11:45タイ入国。マレーシアとタイの間は1時間の時差があるので、出国の30分前に入国ということになった。飛行機に乗っていないのに時計を遅らせるなんて不思議でした。黄色の服をまとったおぼうさんもいる。タイだ。
国境を越えた所のT字路で車が15台くらい止まっている。ポリスマンがいて、交通整理しているのかと思ったが、そうでもないみたい。先に行ってはだめなようだ。先頭では20人くらいの人が旗を持っている。しばらくすると、20台くらいの車が通り、解放されました。お偉いさんのお通りだったのだろうか。よくわからん。その前のポリスで道を聞きます。左にまっすぐ行って、突き当たりを左にずっと行くとハジャイに行くらしい。しかし、地図には高速道路しか書いていない。行けるかどうかわからないが進んでみる。
タイに入った直後、外国らしい?風景
国境を越えると違う世界が広がっていました。まず、文字がちがいます。マレーシア語はABCを使用しているので違和感がなかったですが、タイ語はミミズのはったような文字で、全く意味不明です。また、人の顔もちがうような気がします。建物の雰囲気もちがいます。道沿いの小屋で、人がぶらぶらしています。赤い大地、照りつけるような太陽。いかにも「外国」といった風景でした。一人で感動していました。
そこにあった商店で、ペプシコーラを買いました。デザインは世界共通のような感じですが、タイ語で書いてあります。コカコーラ社の製品もデザインは同じですが、タイ語で書いてあります。でも味は変わらないように思いました。
通行量の少ない道を東に進みます。車のナンバープレートもタイ文字+数字が書いてある。日本も外国人から見たらこのようなのかなとも思いました。しばらく行くと街になり、セブンイレブンがありました。おなかがすいたので休憩とします。それから、地図を売っていないか探しましたが、タイもマレーシアと同様に本がないようです。教科書だけはあるようでした。おかげで地図が見つからない!
そして大きな交差点がありました。南北にのびる4車線の道。高架でない高速道路といったところ。高速道路並の道なのに、自転車にも通ることが出来そうです。これで一安心。広い路側帯をHat Yai目指して走ります。交通量は結構多い。マレーシアのナンバーをした車も少々走っている。
地図がほしい。ガソリンスタンドで聞くことにします。英語が通じないようで、手振り身振りで説明する。棚から道路地図を取り出した。ちょっと大きいが仕方ないかな。「How much?」子供を呼んでくる。もう1回「How Much?」電卓で120と打った。おーけい。やっと地図を買うことが出来ました。ガソリンスタンドでは、BGMにWe are the worldが流れていました。高校の学級対抗合唱コンクールで歌った曲。外国で再び聞くとは思わなかった。一人で感動してしまいました。口ずさみながら進みます。
広い路側帯を気持ちよく進みますが、何か様子がおかしい。警察官が200m毎に立っている。そのうち止められてしまった。キングの何かが通るらしい。日本でいう天皇のお通りと同じようなものらしい。旗を持って待っている人もいます。国境近くであった不思議なこともこれかと納得します。帽子を脱ぐらしい。警察官はケンウッドのトランシーバーを持っていました。周波数は152.95MHz。10分ほど待つと、サイレンを鳴らして爆走する1台の車。2分後にもう1台、その後、十数台の高そうな車がいくつも通った後、お開きとなりました。
タイの警察官
天然ゴム林の中を4車線のハイウェイをのんびり走ります。電柱からはびーびーといった音がしています。もったいなさそう。ヤシの実をいっぱい積んだトラックに猿がぶら下がっています。猿にヤシをとってこさせるのだろうか。
夕方にハジャイの市街地に入りました。えっ、道に像が歩いている。
道を歩いている像
ガイドブックを見ながらホテルを探します。ハジャイはタイ南部の中心都市。ホテルは何十件もあるようです。たまには高いホテルに泊まりたいな。Asian Hotelに決めます。外から見たところ高級ホテルのようだ。ガイドブックには750Bと書いてある。警備員に「Do you have a room tonight?」と聞くと、フロントで聞いてちょうだいとのこと。自転車はどうしよう?私が見ておきます。中に入ってフロントで聞く。680Bつまり2400円。即決。カードで支払います。自転車は、地下の駐車場におけとのこと。とられないか?というと、いつもセキュリティがいるから大丈夫らしい。一時心配したが、タイムカードと、警備員のいるイスの後ろに置いたので大丈夫でしょう。部屋まではドアマンに荷物を持っていただく。チップを払わないとな。いくらくらいにしよう。ジュース1本分の10Bにしておきました。こんないいホテルに泊まるの生まれて初めてです。たまには贅沢もいいでしょう。でも日本のユースよりも安い!海外旅行はだから楽しいのだなと思いました。部屋は広い!白いシーツのダブルベット、テレビ、冷蔵庫、バスルーム。お湯もでるよ!素晴らしい!水2本はfreeで、その他の冷蔵庫に入ってるものはチェックアウトの時払うらしい。
シャワーを浴びてから、街に出る。こんなに活気のある街はクアラルンプール以来だ。街を見て回るが、買い物には興味なし。ただ、見るのだけは好きです。夕食は結局フライドチキン。タイ語がわからないので食堂で食べる勇気はありませんでした。もう少し歩いていると、日本語のメニューも書いてあるレストランがありました。ここで食べれば良かったと思いながらも、フライドチキンだけでは足りないのでここでも食べることにしました。タイ語・英語・日本語のメニューを指さすだけなので楽。回りはきれいな格好をしている人ばかりだ。さぁおなかいっぱいになった。ホテルに戻ることにする。
ホテルの入り口で、係員が立っていて、扉を開けていただける。感動。テレフォンカードを蚊って、親の知り合いのバンコクに駐在員としている方に電話。バンコクでは泊まらせていただけるようでした。部屋で洗濯しながら、風呂にも入る。バスタブにはったお風呂、久しぶりでした。そういえば洗濯は頼めば良かったかな。まぁいいか。
22:30(マレーシア時間23:30日本時間24:30)おやすみなさい。
バナナ・水・ジュース 5.7RM 1RM=約35円
ジュース・ご飯・肉 3.8RM
ペプシコーラ 18TB 1TB=3.5円以下単位省略
食料・飲み物 65
地図 120
ホテル 650
チップ 10
チップ 10
ケンタッキー 68
チキンナゲット 62
オレンジジュース あひるの肉飯 70
セブンイレブン 62
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