自転車での韓国旅行記概要


大学院1年生になる前の春休み。3回目の海外旅行は、韓国にしました。

(10ウォン=1円)

     写真

3月 9日 成田→金浦空港 
  10日 ソウル−天安 111
  11日 天安−大田 79
  12日 大田−金泉 108
  13日 金泉−慶州 137
  14日 慶州観光  0
  15日 慶州−蔚山 51
  16日 蔚山−釜山++ソウル 68
  17日 ソウル観光 
  18日 金浦空港→成田 
   (10ウォン=1円)




3月 9日 成田→金浦空港 


前日夕方から朝9:30までアルバイト、うちに帰ったのが10:30、出発は13:50、電車で成田空港に向かった。3回目の海外旅行なので、すこしは慣れたか?荷物は自転車の入った段ボール箱とスポーツバッグとリュックサック。United 航空でソウルに向かう。成田空港ではサンフランシスコからの接続待ちで30分待たされてしまった。ソウル上空の夜景を楽しみながら金浦空港到着。地下鉄で市街へ。支庁駅で降りて前日電話で予約したテウ旅館に。地下鉄も街も日本とあまり変わらない印象だった。思ったより気温は暖かい。0:45おやすみなさい。


3月10日 ソウル−天安 111km


ソウル郊外
7:40に起きる。おなかがすいたので外をぶらぶらする。入り口に「いらっしゃいませ」と書いてあったダンキンドーナツで朝食。物価は日本より若干安い程度のよう。戻って食べて自転車を組み立てる。箱を旅館上の倉庫においてもらう。9:40スタート。
南大門の横を通って南に向かう。交通量も多いが道も広い首都ソウルの道を進む。漢江という川を渡ろうとすると自転車通行禁止の看板。1.5キロ離れた隣の橋には歩道があってよかった。しばらくすると1号線と合流。当分は1号線を南下する事になる。だんだん郊外らしくなる。高層マンションの群れが印象的。片側5車線+同じくらい広い路側帯のあるすごく広い道もあった。中央分離帯もないのでたぶん滑走路にもなるのかな。昼食はケンタッキーフライドチキンだ。どこに行っても大して変わらない旅行をしてる。
ソウルより45キロ走り14時頃水原の街に到着。この街は李氏朝鮮時代の城郭都市で街のまわりに城壁がある。世界文化遺産の1つでもある。公園が整備され、市民の憩いの場のようだった。
さらに70キロ走る。ずっと片側2車線以上の快適な道だ。19時頃天安に到着。温泉マークの旅館らしき建物はいっぱいある。マレー半島とは大違いだ。2500円で決定。夕食はピピンパブという韓国料理に挑戦。安くておいしかったが、キムチは辛すぎ!

水原の城壁 世界遺産に登録されています。


こんな道路標識は日本にないですね

こんなのも日本にないでしょう

上の拡大図

3月11日 天安−大田 79km

今日は、百済の中心、公州を見物してから忠清州の中心である大田へ向かう予定。寝過ごしてしまい出発は11時。追い風にのってとばす。道路の横の線路は数分おきにディーゼルカーが走っている。電化しないの?。少し進み公衆への公州への分かれ道の交差点を曲がったが、道は片側1車線、交通量多、路側帯なし。1キロ進んで引き返した。直接大田に向かうことにする。広い路側帯のある道の方がよっぽどいい。
15時頃大田の数キロ郊外である儒城温泉に到着。新しい建物が建ち並ぶ温泉街である。旅館に荷物をおいてバスで大田の街に向かう。いろいろ店を回ったり、デパートの地下でいろいろ食べたりとおもしろかった。また、バスの運転の荒さにびっくりした。ホテルに戻り大浴場でお風呂に入る。日本の銭湯と全く同じような作りでびっくりしました。また辞書を購入。少しは旅行の武器になるか?


大田郊外儒城温泉の新城温泉荘旅館。地球の歩き方指定(笑)

大田市街

県境じゃなくて、道境

  3月12日 大田−金泉 108km

 出発は11時、相変わらず遅い。大田の市街地は廻るようにすすむ。昼食をとろうと食堂に入る。辞書で引き引き、キムチ汁を頼む。おいしいけど、からすぎ。まわりは田園地帯。日本の風景と変わらない。非常にローカルな雰囲気に見える。そんなところにあった駅は「秋風嶺」駅である。いい雰囲気だ。 19時40分に旅館に到着。荷物へ戻り街へでる。地方の中都市といった感じの金泉市。まず屋台で食事。指を指して買う「おでん」とも聞こえる。韓国語と日本語は近い言葉と感じる。それからロッテリアでもう少し食べる。横にいた女子大生とカタコト英会話を楽しみます。大学は遠くにあるようだが、休みで規制してるみたい。プリクラも頂ました。携帯電話がよくかかってくるのは日本の大学生と同様。住所を教えていただいた。早くなんかださないといけない。

田んぼの中を道は進みます

日本と大差ない風景

韓国の列車

ある日の旅館


  3月13日 金泉−慶州 137km

 今日は珍しく6時に起きる。7時にスタート、朝もやの中を進むのは気持ちいい。登校の小学生の様子も日本と変わらない。農作業のおばちゃんの様子も同様。
 この付近になると片側1車線の道もある。概して日本より道は広いが、路側帯の掃除は悪い。昼食はカルビ肉を食べました。おいしかったけど量不足。スーパーの肉の値段は激安だが、食堂の値段はあまり安くない。そのうちテグの街に到着。環状の道路は自動車専用。街の中を進む。しかし、日本や台湾の街と違いスムーズに進めた。土曜の昼過ぎの街は下校の学生であふれている。中高生は日本の学生と同様のブレザーを着ていました。小学生は体操服でした。ここでもロッテリアで昼食。近くに座っていた中学生?4人組は友達の顔にポテトをぶつけてる!こんなことは日本ではしないぞ。
 その後も気持ちよく走る。そのとき、ごつん!あれ!あれれれ!道から出てた出っ張りでこけてしまった。あごから血が出てるよ!自転車には被害はなさそう。田んぼの中を進む国道バイパスは人通りは全くない。車ばかりが通り過ぎていく。まあ、そんなに大したことなさそう。20分後再び走り始めた。やっぱり旧道にしよう。少し走ると病院があった。どうしようかな。こんな時の海外旅行保険だし。AIUに電話してみるが、大丈夫らしい。病院の先生は英語が上手でした。大したことなさそうなのに1針縫われてしまった。薬もいただく。薬の袋にはハングル文字で「ナカムラ」と読む文字が書いてある(爆)アリガトゴザイマシタ カムサハムミダ 時間かかったな。ほっといた方がよかったかも。
 結局予定の慶州についたのは20時過ぎでした。


4号線と33号線の重複区間

焼き肉!

テグ市に入りました





  3月14日 慶州観光  0km
1日観光とする。仏国寺、石窟庵、古墳公園、国立慶州博物館、などをまわる。奈良を観光している気分。山の形も、お寺の形も奈良とそっくり。


慶州の仏国寺

どこだっけ?

お弁当、お新香のかわりにキムチ

古墳公園

昔の天文台

交通事故!部品散乱

  3月15日 慶州−蔚山 51
雨がやむのを待ったため、出発は14時。なんかまわりがおかしい。防災無線のスピーカー?から何かいってる。すべての車が止まっている。そして交差点の真ん中で警官がたってる。タイであったようにお偉い様のお通りか?と思ったが警察官が「訓練ですからしばらく止まってください」と日本語で話してきた。数分経つと放送があり、再び車は走り出した。すごい経験だった。
奈良平野を走っているような雰囲気の中を進みます。田んぼがあって、お寺があって、山があって、本当に奈良そっくりだった。
 17時頃パンク!韓国初のパンクとなりました。バス停で修理していたら、再び雨まで降ってきました。釜山まで走るのはあきらめ、蔚山までとしました。


  3月16日 蔚山−釜山++ソウル 68km

9:30出発。ラジオをつけるが福岡のAM各局がよく入る。ラジオで福岡の放送をききながら走った。非常に不思議な気持ち。国内旅行をしている気分であった。12時過ぎ釜山市に入りました。大都会の中を進みます。なんだか福岡の雰囲気(笑)。15時頃釜山中心部に到着。釜山タワーに上って上から街を見物。山に囲まれた港町の様子がよくわかった。17時頃釜山駅に到着。まず、ゴミ袋で輪行。初めてだったがうまくおさまってくれた。切符売り場は3階のようでめんどくさいなと思ったが、セマウル号(一番高く速い列車)は1階に切符売り場と専用改札と待合室があった。切符あるかな。掲示板を見て「seoul 18:00」と書いた紙を見せる。無事切符を購入。売店でジュースやお菓子、ハンバーガーなどを買って乗り込みます。「本日はセマウル号をご利用いただきありがとうございます」自動放送は、韓英日の3カ国語で放送されていた。ソウルまでは4時間17分、470キロの旅だ。分散動力のディーゼルカーにもかかわらず、スピードは非常に出ている。1kmを最速28秒くらいで走っていました。しかし、揺れは激しかったです。
この日は、はじめの日に泊まった、テウ旅館泊


新興工業都市蔚山

ここより釜山市

釜山タワーからの風景

釜山駅

  3月17日 ソウル観光 

 昌徳宮、宗廊、東大門市場、竜山電子街、南大門市場など、忙しく観光していました。



  3月18日 金浦空港→成田 

   
 安いUAは、日本から韓国は遅すぎの時間で、逆は早い。早く出る。プラザホテルまで歩く。そこからリムジンバスで空港へ、行きの時は地下鉄で65円だったが、帰りは500円である。どっちにしても東京よりよっぽど安い。空港でキムチを買って、帰りました。成田空港でびっくり。古い空港は私が海外に行ってた間に新しくなっていました。成田の税関で「自転車です」「どこを走られました?」3回の海外旅行ともにこのように聞かれました。自転車はそんなものらしい。 前のページへ
  
homepage@kazuno.net かずあき